マイスターインタビュー

マイスターインタビュー

牟田 稔

向上心を忘れないこと
日々の小さな積み重ねが
マイスター取得につながりました

鉄筋はまさに建物の要。鉄筋工は図面を正確に読み取り、その図面通りに取り付けを行います。骨組み一本が建物の強度に深く関わるため、チェックは二重三重に。丁寧に作業を進める姿勢が必要です。

実は、マイスターを取るつもりはなかったんですよ(笑)。「18歳で職人になって、鉄筋だってちゃんと組める。それでいいじゃないか」って。それでも会社に勧められたもので、やってみるかなって準備を始めました。

ところが、始めてみるとこれが面白い。マイスター取得に求められる基準は高いから、基幹技能者資格を取るために、図面を引いたり、細かい知識を学び直したり、組み立ての勉強もしました。例えば自分で図面を引くと、施された細かい工夫に気づくものです。そこで初めてこれまで何度も目にしてきた図面を、新たな視点で見られるようになった。2014年、マイスターになった時はちょっと照れくさかったかな。まだ取得している人が少なかったしね。

マイスターのヘルメットをかぶっていると、現場監督さんからよく「ここはどうしたらいいと思いますか?」と質問や相談をされます。技術はあるからと自信を持っていたけれど、やはり目に見える資格があることで、より信頼を得られるようになったこともうれしい発見でしたね。

若い時は、右も左も分からないし、つらいことも山ほどあった。でも、若い人に伝えたいのは「向上心を忘れず、真面目にやっていれば、ある時、知識と経験が全部つながって、ぐーっと伸びる時がある」ということ。そうなったら仕事は必ず楽しくなります。コツコツと積み重ねてきた道を振り返れば、マイスターを取得する準備は整っている。そう思うんです。

マイスター

協力会社 社長 藤田 浩二さん・マイスター 牟田 稔さん